金融緩和 2023 2 26

 日本は自動販売機大国です。
アイスの自動販売機があります。
 たとえば、バニラアイスが、
10年前は100円だったのに、
今は値上げで150円になっていたとします。
 これを見て、
インフレだから利上げだと考えると、
早合点になると思います。
 バニラアイスだけでなく、
みんなの買い物意欲が旺盛であり、
需要に供給が追いつかないから、
商品が値上げされたというならば、
利上げは有効かもしれません。
 しかし、需要が増えたわけではなく、
原材料価格の高騰によって、
商品が値上げされた場合は、
利上げは間違いです。
 このような場合に利上げしても、
商品の値段は下がりません。
 物価を下げようとして、
不景気まで招いてしまいます。
物価高と不景気が同時に存在する状態になります。
 原材料価格の高騰による物価高は、
中央銀行の役割ではなく政治の出番です。
 中小企業が原材料価格の高騰を
価格転嫁できないならば、
経営的には厳しいでしょうから、
中央銀行は金融緩和で支える必要があります。







































































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